泌尿器科系「がん」
泌尿器系のがんには腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、また女性には子宮がんや卵巣がんなどがあります。
当院では各検査などを行なった上で適切な診察・診療を行ないます。
泌尿器系のがんは、早期発見がもっとも重要です。血尿が出た、尿の出が悪い…など気になる症状の場合は、すぐにお越しください。
腎臓に発症する悪性腫瘍のほとんどが腎細胞がんで50歳以上の男性に多くみられます。
初期では自覚症状がないため、血尿などの症状があってはじめて診断したときには、肺や骨などに転移していることもありますので、検診での早期発見、早期治療が大切です。
近では、血尿がみられないような小さながんでも、腹部エコーの発達により発見できるようになり早期がんの段階での発見も多くなりました。
主な治療は腎臓の摘出手術です。腎臓は2つあるため、がんのある側を全摘出、あるいは部分切除しても生活に支障はりません。
他の臓器への転移がある場合は、インターフェロンなどの免疫力を高める療法が有効とされています。
腎臓がんは、早期発見が大切です。50歳以上の方は、腹部のエコー検査を年1回は受けることをお勧めします。
膀胱がんの多くは、膀胱内の細胞が、がん化したもので40歳以上の男性に多くみられます。男性は女性の約3倍の発症率で泌尿器科では最も頻度の高い悪性腫瘍です。
膀胱がんの初期症状は血尿です。但し、1.2回の痛みなどを伴わない血尿で自然におさまってしまう場合がありますので、手遅れになる前に血尿がある場合は、必ず医療機関にかかることが重要です。
症状によって治療は異なります。早期発見の場合は、内視鏡や電気メスによる病変の切除が可能ですが、進行している場合は、膀胱を摘出することがあります。
膀胱を摘出した場合は、尿管から皮膚を通して体外へ尿を排出できるように人工尿路をつくりますが、高齢者には重い負担となるため、放射線や抗がん剤治療などを併用することもあります。
また、膀胱がんは、多発、再発しやすい病気ですので、治療後も定期的に検査を受けて経過を観察する必要があります。
男性特有の前立腺がんは、膀胱の下にある精液の一部をつくる前立腺にできるがんです。前立腺がんは、米国で多くありましたが、日本でも生活スタイルが欧米化してきた結果、毎年増加の傾向にあります。
前立腺肥大症と前立腺がんは尿の切れが悪い、尿が近い、出にくいなど症状が似ている部分がありますが、腫瘍マーカーの血液検査で判明できます。
また、前立腺がんは骨に転移しやすいのが特徴で背骨に転移して腰痛が起きてから発見されることもあります。ただ、前立腺がんは進行が遅く、男性ホルモンに大きく関係しているがんのため、ホルモン療法で治療ができます。
前立腺がんは、初期は自覚症状がないことが多いので、男性の方で55歳以上の方は、腫瘍マーカーの血液検査をお勧めいたします
こだま泌尿器科クリニック
診療科目:泌尿器科
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